四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(9月1日更新)

住友電気工業 <5802> 
住友電気工業<5802>や古河電気工業<5801>、フジクラ<5803>が堅調推移。光ファイバー・ケーブルを手掛ける電線株に買いが集まった。米アルファベット<GOOG>傘下のグーグルが24日、アフリカとオーストラリアを結ぶ海底ケーブルの敷設計画について発表した。

アジアパイルホールディングス <5288>
中期経営計画を策定。29年3月期に営業利益85億円(24年3月期実績は70億円)を目指す。

テクノプロ・ホールディングス <6028>
発行済み株式数の0.84%にあたる90万株の自社株を消却する。消却予定日は6月20日。

エンシュウ <6218>
中期経営計画を策定。29年3月期に営業利益29億円(24年3月期実績は5.4億円)を目指す。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(5月31日更新)

ノバック <5079>
24年4月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.3億円→6.6億円に2.0倍上方修正。減益率が87.2%減→74.5%減に縮小する見通しとなった。翌期に見込んでいた案件の受注が早まったことに加え、出来高や追加工事が想定を上回る工事があったことが要因。

パイオラックス <5988>
同社は29日午後1時、配当政策の変更について発表した。これまで26年3月期まで連結配当性向100%を目標に配当を実施する方針を示していたが、期間を1年延長し27年3月期までとする。株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。目標としていたROE(自己資本利益率)と現状のROEの水準にいまだ乖離があると判断した。

小林製薬 <4967>  
厚生労働省が28日、原因究明調査の途中経過を公表し、プベルル酸が動物実験で腎臓組織に毒性があることが確認されたほか、紅麹配合サプリメントからプベルル酸以外の2種の化合物が検出されたことを明らかにしたと伝わっている。同日に小林製薬は「のどぬ~るスプレー」やカイロ製品の値上げの実施を発表しているが、紅麹問題の動向を懸念した売りが優勢となったようだ。

SPK <7466>
27年3月期に売上高760億円(24年3月期633億200万円)、営業利益38億円(同31億4500万円)、29期連続増配と業績に応じた累進増配などを目指す中期経営計画を発表しており、好材料視された。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(5月27日更新)

サンテック <1960>
24年3月期の連結経常損益は6.5億円の赤字(前の期は3.2億円の赤字)に赤字幅が拡大したものの、続く25年3月期は15億円の黒字に浮上する見通しとなった。今期は前期に計上した工事損失引当金や貸倒引当金の解消などを背景に3期ぶりの黒字を目指す。

トリプルアイズ <5026>
この日朝方、自動車分野における機械設計開発事業やITシステムの設計開発事業を展開するBEX(愛知県豊田市)の全株式を取得し、連結子会社化すると発表。これが好感された。株式の取得額は6億4600万円で、株式譲渡実行日は7月1日。BEXはトヨタグループとの安定的な取引基盤を有しているという。

星野Rリート <3287>
3万5580口の公募増資と、上限1779口のオーバーアロットメントによる売り出しを実施すると発表。1投資口当たり利益の希薄化を懸念した売りが出た。公募増資の発行価格は5月30日から6月4日までのいずれかの日に決定する。調達資金約201億円(手取り概算額)は取得予定資産の取得資金に充てる。

GFA <8783>
京東グループのJD.com京東日本との戦略的業務連携を推進。また、資本業務提携先であるブレイブ少額短期保険が開発した日本初の事後型弁護士保険「事後型弁護士保険ゼロ」を提供開始。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(5月30日更新)

 シグマクシス <6088>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の51億円→53億円に3.9%上方修。増益率が17.6%増→22.2%増に拡大し、従来の4期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。第1四半期の受注が順調に推移していることに加え、取締役の体制変更によって販管費が減少することが要因。併せて、期末一括配当を従来計画の32円→34円(前期は27円)に増額修正した。

ドーン <2303>
28日の取引終了後、対話AIを開発するemotivE(東京都港区)と業務提携すると発表した。フレイル(虚弱)予防の分野などでソリューション開発やサービス導入拡大を共同で進めていく。これが手掛かりとなったようだ。

アクシスコンサルティング <9344>
東京理科大学インベストメント・マネジメントとベンチャー企業などの育成・支援を目的に連携協定を締結。

ヤマハ <7951>
28日の取引終了後、自社株630万株(発行済み株数の3.36%)を6月3日付で消却すると発表しており、好材料視された。消却後の発行済み株数は1億8100万株となる。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(5月29日更新)

阿波製紙 <3896>
中期経営計画を策定。29年3月期に営業利益23億円(24年3月期実績は3.5億円)を目指す。

クオリプス <4894>
大阪大学が進めるヒトiPS細胞由来心筋細胞シートを用いた拡張型心疾患の医師主導治験に心筋細胞シートを提供。

GLOE <9565>
一部報道で、自民党のスポーツ立国調査会がeスポーツの振興や選手強化を推進することを盛り込んだ提言をまとめたと報じられており、eスポーツイベントの企画・運営を行う同社に思惑的な買いが向かったようだ。なお、同社の親会社であるカヤック<3904>も大幅続伸となった。

一パン <2215>
24年12月期の連結最終利益を従来予想の2.7億円→16億円に5.9倍上方修正。従来の43.0%減益予想から一転して3.4倍増益見通しとなった。千葉県松戸市に保有する固定資産の売却に伴い、売却益13.6億円が発生することが最終利益を押し上げる。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(5月28日更新)

グッドスピード<7676>
27日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、イギリスに本拠を置く投資運用会社ニッポン・アクティブ・バリュー・ファンドとその共同保有者によるグッドスピー株式の保有割合が27.15%から28.21%に上昇したことが判明。

エル・ティー・エス <6560>
午前9時ごろ、子会社エル・ティー・エス リンクが、KDDI<9433>の関連会社でサブスクリプション型ビジネス支援ソフトウェア「AXLGEAR」を開発・提供するAXLBIT(東京都港区)との協業を開始すると発表したことが好感された。

西部技研 <6223>
電気自動車(EV)用リチウムイオン電池製造工場向けの案件を受注。受注金額は約1.2億円。売上計上は25年12月期を予定。

技研製作所 <6289>
技研ヨーロッパが出資する合弁会社がオランダ世界遺産運河の護岸改修プロジェクトおいて、発注者であるアムステルダム市と商業化フェーズのフレームワーク合意を締結。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(3月26日更新)

めぶきフィナンシャルグループ <7167>
株主優待制度に「地元プロスポーツチーム応援コース」を追加。3月末時点で1000株以上を1年以上継続保有する株主に対しチームのオフィシャルグッズや観戦チケットを贈呈する。

オークワ <8217>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.01%にあたる220万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は4月3日から25年4月2日まで。また、中計を見直し。26年度に売上高2900億円、営業利益70億円を目指す。

西華産 <8061>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の50億円→59億円に18.0%上方修正。減益率が20.5%減→6.1%減に縮小する見通しとなった。追加工事や納期前倒しの案件で売上が計画を上回ることが寄与する。国内外子会社の業績が従来予想を上回ることが利益を押し上げる。業績上振れに伴い、今期の年間配当を従来計画の120円→150円(前期は90円)に増額修正した。

フジシール <7864>
24年3月期の年間配当を従来計画の45円→55円(前期は35円)に増額修正した。連結配当性向の目標を従来の20~25%→30%に引き上げ、株主への利益配分を増やす。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(2月27日更新)

サンテック <1960>
24年3月期の連結最終損益を従来予想の3000万円の赤字→2億6000万円の黒字(前期は4億3600万円の黒字)に上方修正し、一転して黒字に浮上する見通しとなった。保有する投資有価証券の売却に伴い、売却益4億1900万円を計上することが要因。

塩野義製薬 <4507>
出資先のViiV社が抗HIV治療における持効性注射剤Cabenuvaの第3相臨床試験の中間解析結果を報告。ウイルス量の抑制に関して、毎日服薬が必要な経口治療に対するCabenuvaの優越性を確認。

札幌臨床検査センター <9776>
発行済み株式数の5.51%にあたる23万2000株(金額で2億3257万2000円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は2月27日から3月26日まで。買い付け価格は901円。

セイヒョー <2872>
Wealth Brothersとの資本提携契約を解消。一方、発行済み株式数(自社株を除く)の10.33%にあたる16万株(金額で2億8560万円)を上限に、2月27日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

明和産業 <8103>
既存株主による507万8000株の売り出しと、オーバーアロットメントによる上限76万1000株の売り出しを行う。一方、発行済み株式数(自社株を除く)の4.73%にあたる197万5000株(金額で10億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は10月31日付で全て消却する。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(2月15日更新)

インフォR <9338>
23年12月期の連結経常損益は6.3億円の黒字(前の期は11.7億円の赤字)に浮上して着地。続く24年12月期の同利益は前期比2.4倍の15.1億円に急拡大し、2期連続で過去最高益を更新する見通しとなった。今期はモバイルバッテリーシェアリングサービスのニーズが高まる中、アクティブユーザーとレンタル数が増加し、30.3%の大幅増収を見込む。

ブランジスタ <6176>
24年9月期第1四半期(10-12月)の連結経常利益は前年同期比2.4倍の2億円に急拡大しえ着地。プロモーション支援事業で開始2年目となった「アクセルジャパン」が新規顧客だけでなく契約更新企業も加わったことで収益が大きく伸びたことが寄与。制作原価や広告宣伝費の減少によってメディア事業の採算が改善したことも大幅増益につながった。

ブランジスタ <6176>
10-12月期(1Q)経常は2.4倍増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.74%にあたる40万株(金額で3億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は2月15日から9月30日まで。

FRONTEO <2158>
塩野義製薬 <4507> と認知症・うつ病の診断支援AIプログラム事業に関する戦略的業務提携契約を締結。10-12月期(3Q)経常は赤字縮小。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(2月4日更新)

高橋ウォール <1994>
23年12月期の連結経常利益を従来予想の2億2500万円→4億4500万円に97.8%上方修正。従来の9.3%減益予想から一転して79.4%増益見通しとなった。PCカーテンウォール事業で追加売上を計上したことに加え、アクア事業が順調に売上高を伸ばしたことが要因。生産合理化によるコスト削減なども上振れに貢献した。

YKT <2693>
23年12月期の連結経常利益を従来予想の3.4億円→4.5億円に32.4%上方修正。減益率が72.5%減→63.6%減に縮小する見通しとなった。電子機器や工作機械、光電子装置の納入が進捗し、売上高が計画を上回ったことが寄与。販管費が想定を下回ったことも上振れにつながった。

マクニカホールディングス <3132>
4-12月期(3Q累計)経常は20%増益で着地、今期配当を30円増額修正。また、発行済み株式数(自社株を除く)の1.65%にあたる100万株(金額で50億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月30日から3月22日まで。

日本航空電子工業 <6807>
10-12月期(3Q)経常は9%増益。また、発行済み株式数の27.95%にあたる2579万9906株(金額で672億6108万3830円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は1月30日から2月28日まで。買い付け価格は2605円。