四季報記者が注目する2024年10月大化け期待の15銘柄(10月3日更新)

シュッピン <3179>
25年3月期第1四半期(4-6月)の経常利益(非連結)は前年同期比49.8%増の12.2億円に拡大して着地。主軸のカメラ事業、時計事業がともに好調に推移したほか、円安を追い風に免税売上も大きく伸び、21.2%の大幅増収を達成した。
上期計画の18億円に対する進捗率は67.9%に達しており、業績上振れが期待される。

JCU <4975>
4-6月期(1Q)経常は62%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.76%にあたる70万株(金額で15億円)を上限に自社株買いを実施。取得した自社株は全て消却する。

倉元製作所 <5216>
新たにペロブスカイト太陽電池事業を開始する。また、LIN QI氏ほか3先を割当先とする300万株の第三者割当増資を実施する。発行価格は268円。

遠藤製作所 <7841>
24年12月期の連結経常利益を従来予想の13億円→17.5億円に34.6%上方修正。増益率が13.1%増→52.3%増に拡大する見通しとなった。ファインプロセス事業のゴルフ、医療機器、航空機の各分野で受注が堅調に推移するほか、メタル事業のメタルスリーブ分野で複合機市場の出荷が順調に進むことが要因。生産効率化と品質安定化の取り組みによるコストの最適化も上振れに貢献する。

 

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(10月2日更新)

東ソー <4042>
5日の取引終了後に関東財務局に提出された大量保有報告書で、英投資ファンドのシルチェスター・インターナショナル・インベスターズの保有割合が5.06%と新たに5%を超えたことが判明。保有目的は、発行者に対して増配、自己株式の買い入れの頻度または総量、金庫株消却その他資本政策の変更を要求することがあるとしており、これを受けて思惑的な買いが入ったようだ。なお、報告義務発生日は6月4日。

レジル<
176A>光通信<9435>のグループ会社が5日付で関東財務局に提出した大量保有報告書で、レジル株の保有割合が5.10%と新たに5%を超えたことが判明。これを受けて、需給思惑的な買いが入った。保有目的は「純投資」としている。報告義務発生日は5月29日。

積水ハウス<
1928>25年1月期連結業績予想について売上高を3兆3420億円から3兆8750億円(前期比24.7%増)へ、純利益を2030億円から2090億円(同3.3%増)へ上方修正すると発表。あわせて配当予想を増額しており買いを集めた。戸建住宅事業を手掛ける米企業の買収影響を精査したこと、米国事業の想定為替レートの見直しを実施したことが要因。配当予想は125円から129円(前期123円)に引き上げた。

アインホールディングス <
9627> 24年4月期の連結経常利益は前の期比25.3%増の213億円に伸びたが、25年4月期は前期比13.5%減の185億円に減る見通しとなった。