四季報記者が選んだ2023年度大バケ期待の15銘柄(6月更新)

ローム <6963>
5日の取引終了後、9月30日を基準日として1株を4株に株式分割すると発表したことが好感されている。投資単位の水準の引き下げにより、株式の流動性の向上や投資家層の更なる拡大を図るのが狙い。効力発生日は10月1日。

エーザイ <4523>
同社グループの一部サーバーが暗号化されるランサムウェア被害が発生したと発表。これが株価の重荷となったようだ。3日深夜に被害の発生を確認し、直ちに外部専門家の協力のもと、対応に乗り出した。被害の全容を把握するには時間を要する見込みで、情報流出については現在調査中という。同社グループの業績予想に及ぼす影響についても現在精査中であり、修正の必要があると判断した場合には速やかに公表するとした。

Delta-Fly Pharma <4598>
急性骨髄性白血病の患者を対象に臨床第3相比較試験を実施中の「DFP-10917」に関する今後の予定を報告。来年1月頃をメドにデータカットオフを行い、翌2月頃に中間解析データを確定する計画。

フィーチャ <4052>
自動車部品世界シェア最大手のボッシュと資本業務提携。ボッシュを割当先とする29万3937株の第三者割当増資と29万3936株の売り出し(譲渡)を実施する。発行・売出価格は619円。

近鉄グループホールディングス <9041>
今期営業は25%増で17期ぶり最高益更新へ。また、中期経営計画を見直し、最終年度である25年3月期の営業利益目標を従来の650億円以上→860億円以上へ上方修正。