四季報記者が選んだ2021年度大バケ期待の15銘柄(4月8日)

<6502> 東芝
英投資ファンドのCVCキャピタル・パートナーズなどが買収提案を行うことが分かったと報じられている。株式を非公開化して経営判断を速めていくことを目指すようだ。当局を含めて合意ができればTOBに乗り出す計画で、買収額は2兆円を超える見通しとされている。会社側では買収提案は事実で、取締役会で議論するとしている。買収プレミアムを期待する動きが先行する形に。

<6814> 古野電気
21年2月期末の配当金を従来計画の10円から30円に引き上げるとしている。年間配当金は前期比20円増の40円となる。前日終値をベースにすると配当利回りは3.6%の水準となる。すでに配当権利落ちとなっているが、22年2月期も高水準の配当が継続するとの期待感が先行。また、大幅増配の発表は22年2月期業績に対する自信の表れとも受け止められる。

<6469> 放電精密
21年2月期決算を発表した。昨日6日、決算期待から大幅高となったが、昨日取引終了後に発表した今期予想を好感する買いが先行している。営業損益は5.56億円の赤字。前回予想は7.42億円の赤字、前期は1.90億円の赤字だった。新型コロナの影響などで売上高が同1.8%減少した。22年2月期営業利益は3.50億円へと黒字転換予想。コロナ禍の影響を大きく受けた放電加工・表面処理の航空機エンジン部品の生産が徐々に回復する見込み。期末配当(=年間配当)は20.00円と復配予想。

イトーヨーギョー<5287>
株価は前日比14.8%高の1263円まで買われる場面があった。6日付の日本経済新聞電子版で、「国土交通省が6日、道路から電柱を集中的に減らすため、2025年度まで5年間の計画案を示した」と報じられており、これが材料視されている。

四季報記者が選んだ2021年度大バケ期待の15銘柄(3月22日)

<4176> ココナラ
公開価格(1200円)を91.7%上回る2300円で初値を付けた。会社設立は12年1月4日。知識・スキル・経験を商品化してECのように売買できるマッチングプラットフォームを展開する。21年8月期の営業損益予想は0.74億円の黒字(前期実績0.80億円の赤字)。WEBマーケティングを通じた集客拡大などで流通高を35.5%増加させる計画。第1四半期の実績は0.69億円の黒字だった。進捗率は93.2%に達している。

五洋インテックス<7519>
18日の取引終了後、抗ウイルスカーテンをナスクナノテクノロジー(東京都港区)と共同開発し、4月1日に発売すると発表した。ナスクナノテクノロジーは、壁面などに塗布することで、細菌・ウイルスを破壊し、カビの発生を抑制する特殊被膜のナノコーティング剤「メディカルナノコート」を展開しているが、同製品を五洋インテが取り扱う室内装飾品及びカーテンに加工することで、安心できる環境づくりを実現するという。なお、21年3月期業績への影響はないとしている。

<7963> 興研
21年12月期の純利益を従来予想の4.70億円から6.40億円(前期実績8.37億円)に上方修正している。群馬テクノヤード内のマスク新製造設備に対し、経済産業省の「N95マスク・非接触体温計・パルスオキシメータ生産設備導入支援事業」の補助金受給が決定し、第1四半期に特別利益2.60億円を計上する予定となったため。営業利益予想は6.80億円(同11.33億円)で据え置いた。

 共和レ <3553>
21年3月期の連結経常利益を従来予想の8億円→15億円に87.5%上方修正。減益率が63.6%減→31.8%減に縮小する見通しとなった。北米と国内市場を中心に主要顧客である自動車メーカーからの受注が早く回復したことが寄与。受注増に対応するためのコストが想定を下回ることも上振れに貢献する。

3月10日の今買いたい大化け候補銘柄

ユーグレナ <2931>
日清オイリオグループ <2602> 事業所内の消防車にバイオディーゼル燃料を使用開始。消防車への導入は初。

ビューティガレージ <3180>
今期経常を一転26%増益に上方修正・最高益、未定だった配当は3円増配。

スターティアホールディングス <3393>
デジタルマーケティングのSaaS総称サービス「Cloud CIRCUS」を熊本日日新聞社へ導入。新阿蘇大橋の開通を記念した紙面にウェブARを活用。

ベガコーポレーション <3542>
東証が10日付で貸借銘柄に選定。

エヌ・ティ・ティ・データ・イントラマート <3850>
デジタル・インフォメーション・テクノロジー <3916> とコンサルティングパートナー契約を締結。業務プロセス全体を自動化。

シリコンスタジオ <3907>
日立ソリューションズ・テクノロジーが提供する「画像認識エッジソリューション」の学習データとしてCG映像を提供開始。

グローバルウェイ <3936>
今期最終を赤字縮小に上方修正。また、GBM Global社が運営する暗号資産交換所Bitmartでタイムチケットを売買することで基本契約を締結。

サインポスト <3996>
JR東日本スタートアップとの合弁会社TOUCH TO GOがファミリーマートと資本業務提携。無人決済システムを活用した実用化店舗を3月31日オープン。

ソフト99コーポレーション <4464>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.5%にあたる10万株(金額で1億5000万円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は3月10日から6月30日まで。

免疫生物研究所 <4570>
クロウ・深瀬症候群の体外診断用医薬品の製造販売承認を取得。

2月23日の今買いたい大化け候補銘柄

駅探 <3646>
マーベリックのスマートフォン向けインフィード広告事業を承継する新設分割会社の全株式を取得し子会社化する。

ジー・スリーホールディングス <3647>
Cファクトリー社から企業向け医療機器・医療用消耗品の販売、および化粧品・健康食品と美容機器の製造・販売事業を譲受。新会社ジー・スリーファクトリーを設立し新規事業として開始する。また、三重県松阪市にある太陽光発電所と地上権を取得。

セレス <3696>
子会社マーキュリーの暗号資産交換業者登録が完了。

インタートレード <3747>
関連会社デジタルアセットマーケッツの暗号資産交換業者登録が完了。

ディー・ディー・エス <3782>
佐賀県医療センター好生館が病院情報システムの二要素認証対策として「EVE MA」を導入。

はてな <3930>
NTTスマートコネクトがサーバー監視サービス「Mackerel」を採用し、「スマートコネクト クラウド監視保守サービス」を提供開始。

昭和電工 <4004>
今期最終は赤字縮小へ。

H.U.グループホールディングス <4544>
新型コロナウイルス変異株のスクリーニング検査と次世代シーケンサーによるゲノム解析を厚生労働省および国立感染症研究所から受託。

ペプチドリーム <4587>
ドイツ・バイエル社との創薬共同研究開発で2つ目のプログラムに係るクライテリアを達成。これに伴いマイルストーンフィー(金額非開示)を受け取る。

12月10日の今買いたい大化け候補銘柄

日本ハウスホールディングス <1873>
発行済み株式数(自社株を除く)の21.76%にあたる1000万株(金額で20億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は12月15日から21年12月14日まで。

スタジオアリス <2305>
11月売上高は前年同月比10.7%増と2ヵ月連続で前年実績を上回った。

ブラス <2424>
非開示だった今期経常は黒字浮上へ。

ユーグレナ <2931>
日本経済新聞電子版で報じられたキューサイ株式の共同取得について、検討を行っているのは事実とコメント。また、商船三井 <9104> グループ運航船でユーグレナバイオディーゼル燃料を使用したトライアル航行を名古屋港で実施。

SREホールディングス <2980>
東証が23日付で東証1部に市場変更する。

神戸物産 <3038>
今期経常は5%増で8期連続最高益更新へ。

Hamee <3134>
上期経常が10%増益で着地・8-10月期も19%増益。

グリムス <3150>
子会社グリムスパワーがユーピーアール <7065> [東証2]と協業開始。uprが開発した遠隔監視サービス「LoRa サービス」を販売する。

テリロジー <3356>
自社開発RPAツール「EzAvater」の販売代理店であるクライスが社会保険労務士業務の自動化に特化した「社労士RPAクラウド」を提供開始。

山王 <3441>
8-10月期(1Q)経常は黒字浮上・上期計画を超過。

住江織物 <3501>
21年5月期第3四半期に投資有価証券売却益2.9億円を特別利益に計上する。

ホットリンク <3680>
今期最終を赤字縮小に上方修正。

10月9日の今買いたい大化け候補銘柄

エイジア <2352>
今期売上を23%上方修正・最高予想を上乗せ。

インフォマート <2492>
穴吹工務店に経理業務のテレワーク推進をサポートする「BtoB プラットフォーム 請求書」を提供開始。

フィル・カンパニー <3267>
三菱UFJ個人財務アドバイザーズとビジネスマッチング契約を締結。

AMBITION <3300>
マーケットエンタープライズ <3135> [東証M]と業務提携。マーケットEが運営するリユースプラットフォーム「おいくら」と引っ越し時の不要品処分で連携する。

ツルハホールディングス <3391>
9月既存店売上高は前年同月比3.7%増と増収基調が続いた。

フェリシモ <3396>
今期経常を一転31%増益に上方修正。

グローバル・リンク・マネジメント <3486>
スターアジアグループと国内のレジデンシャルを投資対象とする私募ファンドを組成。同ファンドが運用する一部物件のプロパティマネジメント業務を受託する。

北越コーポレーション <3865>
今期最終を2.1倍上方修正。

Ubicomホールディングス <3937>
独自の医療データベースを活用した保険業界向け支払審査検索エンジン「保険ナレッジプラットフォーム」の提供を開始。SBI生命保険での採用が内定。

シャノン <3976>
今期経常を一転黒字に上方修正。

アルテリア・ネットワークス <4423>
SD-WAN技術を活用した通信サービス基盤を構築し、新たなサービスを提供開始。

あすか製薬 <4514>
あすか薬が創製した前立腺肥大症治療薬「AKP-009」の共同開発と販売などで杏林製薬と契約を締結。これにより杏林製薬から契約一時金を受け取るほか、一定の成果に応じた開発マイルストーンに伴う一時金を受領する。

8月15日の今買いたい大化け候補銘柄

Jストリーム <4308>
非開示だった今期経常は60%増で2期連続最高益更新へ。

ダイトーケミックス <4366>
4-6月期(1Q)経常は2.4倍増益・上期計画を超過。

プロパティデータバンク <4389>
4-6月期(1Q)経常は15倍増益で着地。野村総合研究所 <4307> と協業し、不動産投資顧問業務のデジタルトランスフォーメーション(DX)推進に向けたサービスを共同で提供する。

AI CROSS <4476>
福利厚生代行サービス大手のリロクラブと業務提携。ビジネスチャットサービスのOEM提供を開始する。

大日本住友製薬 <4506>
今期最終を29%上方修正。

日医工 <4541>
武田テバファーマが保有するジェネリック医薬品と高山工場に係る事業を承継する新会社の全株式を取得し子会社化する。

JCRファーマ <4552>
4-6月期(1Q)経常は85%増益で着地。

シンバイオ製薬 <4582>
抗がん剤「リゴセルチブ注射剤」の導入元である米オンコノバが国際共同第3相試験でデータ分析における必要生存イベント数に到達したことを発表。

7月11日の今買いたい大化け候補銘柄

キーウェアソリューションズ <3799> 
発行済み株式数(自社株を除く)の16.47%にあたる140万株(金額で10億2900万円)を上限に、11日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。資本提携を解消するテクノスデータサイエンス・エンジニアリング <7046> [東証M]が保有株売却の意向を示したことに対応。

アステリア <3853>
モバイルアプリ作成ツール「Plato」による新しい生活様式アプリを提供開始。

イムラ封筒 <3955>
2-4月期(1Q)経常は82%増益で着地。

ラクオリア創薬 <4579> 
選択的TRPM8遮断薬(アザスピロ誘導体)の欧州特許査定を受領。

ヘリオス <4593> 
国立がん研究センターと他家iPS細胞由来遺伝子改変NK細胞を用いたがん免疫細胞療法に関する共同研究契約を締結。

イーエムシステムズ <4820>
発行済み株式数(自社株を除く)の0.8%にあたる60万株(金額で5億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月11日から9月30日まで。

上村工業 <4966> 
発行済み株式数(自社株を除く)の0.45%にあたる4万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は6月11日から8月31日まで。

富士通 <6702>
米データ分析大手のパランティア・テクノロジーズと戦略的提携。

ニューテック <6734>
米エヌビディアの新GPU搭載のアプライアンスサーバー「NVIDIA DGX A100」を販売開始。

OSGコーポレーション <6757> 
2-4月期(1Q)経常は5.3倍増益で着地。