四季報記者が注目する2024年10月大化け期待の15銘柄(10月5日更新)

 UACJ <5741>
25年3月期の連結最終利益を従来予想の155億円→205億円に32.3%上方修正。増益率が11.8%増→47.9%増に拡大する見通しとなった。北米における缶材の需要拡大が追い風となるほか、国内の価格改定効果や順調な販売状況を反映した。

 山一電機 <6941>
25年3月期の連結経常利益を従来予想の72億円→86億円に19.4%上方修正。増益率が2.5倍→3.0倍に拡大する見通しとなった。第1四半期にスマートフォン向けテストソケットやメモリ半導体およびロジック半導体向けバーンインソケットが好調に推移したことを織り込んだ。

ユナイテッド <2497>
株主優待制度を新設。毎年9月末と3月末時点で1000株以上を保有する株主を対象に、株主優待ポイント(保有株数に応じて各2500~2万5000ポイント)をそれぞれ付与する。4-6月期(1Q)経常は46%減益・通期計画を超過。

 日電波 <6779>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結最終利益は前年同期比4.4倍の6.7億円に急拡大して着地。主力の車載向け水晶デバイスや5Gスマートフォン向け高収益品の販売が増加したことが寄与。工場稼働率の向上なども大幅増益に貢献した。

四季報記者が注目する2024年10月大化け期待の15銘柄(10月4日更新)

アルメディオ <7859>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比3.1倍の5.8億円に急拡大して着地。断熱材事業で国内の工事案件や電気炉向け炉材の販売が増加したほか、中国では太陽光発電パネル製造用の拡散炉用ヒーターモジュールや異型成形品が伸び、56.3%の大幅増収を達成した。

シグマクシス・ホールディングス <6088>
4-6月期(1Q)経常は34%増益で着地。また、発行済み株式数(自社株を除く)の2.28%にあたる100万株(金額で12億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は8月22日から25年1月31日まで。

 邦チタ <5727>
25年3月期第1四半期(4-6月)の連結経常利益は前年同期比44.7%増の18.4億円に伸びて着地。主力の金属チタン事業が販売数量の増加に加え、価格是正や円安効果によって収益が拡大したことが寄与。中国顧客の新規ライン稼働開始や新規案件立ち上げで触媒事業が伸長したことも大幅増益に貢献した。

BASE <4477>
24年12月期の連結経常損益を従来予想の300万円の黒字→2億0100万円の黒字(前期は4億0900万円の赤字)に67倍上方修正した。オンライン決済サービスのPAY.JP事業における料金体系の適正化や原価率改善に加え、資金調達サービス「YELL BANK」が機能改善の効果などを背景に好調に推移していることを織り込んだ。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(9月26日更新)

ブロードリーフ <3673>
24日の取引終了後に関東財務局に提出された変更報告書で、光通信<9435>グループの光通信とその共同保有者による株式保有割合が22.62%から23.74%に上昇したことが判明しており、需給思惑的な買いが入ったようだ。なお保有目的は純投資で、報告義務発生日は5月17日としている。

天馬 <7958>
中期経営計画を策定したと発表。27年3月期に売上高を1070億円(25年3月期見通しは1000億円)、営業利益を47億円(同22億円)に伸ばす目標を掲げ、評価されたようだ。オフィス機器分野では中国から東南アジアへの生産シフトの流れに対応しつつ、車両事業への投資を加速。家電分野での生産能力の拡張にも取り組む。

日東電工 <6988>  
日東電工<6988>は堅調。前週末24日の取引終了後、9月30日を基準日として1対5の株式分割を実施すると発表。これが好感された。

豊田自動織機 <6201>
発行済み株式数の0.97%にあたる300万株(金額で385億0789万3000円)を上限に自社株TOB(株式公開買い付け)を実施する。公開買い付け期間は6月7日から7月4日まで。買い付け価格は1万2830円。

 

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(5月29日更新)

阿波製紙 <3896>
中期経営計画を策定。29年3月期に営業利益23億円(24年3月期実績は3.5億円)を目指す。

クオリプス <4894>
大阪大学が進めるヒトiPS細胞由来心筋細胞シートを用いた拡張型心疾患の医師主導治験に心筋細胞シートを提供。

GLOE <9565>
一部報道で、自民党のスポーツ立国調査会がeスポーツの振興や選手強化を推進することを盛り込んだ提言をまとめたと報じられており、eスポーツイベントの企画・運営を行う同社に思惑的な買いが向かったようだ。なお、同社の親会社であるカヤック<3904>も大幅続伸となった。

一パン <2215>
24年12月期の連結最終利益を従来予想の2.7億円→16億円に5.9倍上方修正。従来の43.0%減益予想から一転して3.4倍増益見通しとなった。千葉県松戸市に保有する固定資産の売却に伴い、売却益13.6億円が発生することが最終利益を押し上げる。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(1月10日更新)

平田機工 <6258>
電気自動車(EV)向けバッテリー「充放電関連設備」の大型案件を受注。受注金額は40億円超。受注による売り上げの一部は今期業績に反映し、その他は来期以降の業績に寄与する見込み。

さくらさくプラス <7097>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.5%にあたる25万株(金額で2億円)を上限に自社株買いを実施する。買い付け期間は1月10日から4月30日まで。

壱番屋 <7630>
2月29日現在の株主を対象に1→5の株式分割を実施する。また、中期経営計画を策定。30年2月期に営業利益100億円(24年2月期計画は49億円)を目指す。

日産自動車 <7201>
発行済み株式数(自社株を除く)の5.03%にあたる2億1100万株(金額で1199億5350万円)を上限に、12月13日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施。取得した全株を12月15日付で消却する。

CaSy <9215>
前期経常を2100万円に上方修正。また、福井県で家事代行サービスを提供開始。福井県のDX推進事業「CO-FUKUI 未来技術活用プロジェクト」の採択企業に選出。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(12月27日更新)

安田倉庫 <9324>
株主優待品をクオカード(従来はお米券)に変更。新制度では3月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じて1000~5000円分のクオカードを贈呈する。また、愛知県を基盤とする運送事業者オリエント・サービスの親会社であるHIROMIカンパニーの全株式を取得し子会社化する。

メルディアDC <1739>
プレサンスコーポレーション <3254> [東証S]がTOB(株式公開買い付け)を実施し、非公開化を目指す。TOB価格は1株1095円で22日終値を27.9%上回る水準。買い付け期間は12月25日から24年2月13日まで。

京セラ<6971>
24年3月31日時点の株主から継続保有株主優待制度を新設すると発表しており、好材料視されている。
毎年3月末時点で1単元(100株)以上を1年以上継続保有する株主を対象に、保有株数と保有期間に応じてクオカード(1000~2000円分)またはカタログギフト(3000~1万円相当)を贈呈する。既存の優待制度(優待価格販売)は今後も継続する。

東京ラヂエーター製造<7235>
24年3月期の連結業績予想について、売上高を330億円から335億円(前期比5.4%増)へ、営業利益を9億円から13億円(同58.0%増)へ、最終利益を5億5000万円から13億円(前期7億1800万円の赤字)へ上方修正した。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(12月21日更新)

中国塗 <4617>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の93億円→115億円に23.7%上方修正。増益率が2.1倍→2.6倍に拡大し、8期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。主力の船舶用塗料分野を中心に販売価格の適正化や高付加価値製品の販売拡大が順調に進んでいるほか、海外における原材料価格の安定的な推移や円安効果もプラスに働く。
一方、予定していた固定資産売却益の計上時期が来期に変更となったため、最終利益は従来予想を据え置いた。

PCA <9629>
24年3月期の連結経常利益を従来予想の14.7億円→18.6億円に26.3%上方修正。増益率が11.5%増→40.8%増に拡大する見通しとなった。クラウド売上が順調に増加していることに加え、外注費の抑制などで経費支出が想定を下回ることが利益を押し上げる。

日本光電工業 <6849>
米投資会社バリューアクト・キャピタル・マネジメントが25日付で大量保有報告書を提出。バリューアクトと共同保有者の日本光電株式保有比率は5.01%となり、新たに5%を超えたことが判明した。

リケンテクノス <4220>
24年3月期第3四半期に投資有価証券売却益18.8億円を特別利益に計上する。保有する上場有価証券23銘柄を売却、政策保有株式の縮減を進める。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(12月20日更新)

山パン <2212>
23年12月期の連結最終利益を従来予想の200億円→275億円に37.5%上方修正。増益率が61.7%増→2.2倍に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。菓子パン部門を中心に好調に推移していることに加え、YKベーキングカンパニーの買収効果などを織り込んだ。また、YKベーキングの連結子会社化に伴い、負ののれん発生益26.3億円を計上することも最終利益を押し上げる。

藤田観 <9722>
23年12月期の連結経常損益を従来予想の53億円の黒字→69億円の黒字(前期は44.6億円の赤字)に30.2%上方修正した。今期業績の上方修正は8月に続き、3回目。インバウンド需要の回復が継続する中、WHG、ラグジュアリー&バンケット、リゾートの各事業で宿泊部門の業績が想定以上に伸びることが上振れの要因。

JCRファーマ <4552>
アレクシオンと独自のJ-Brain Cargo技術を用いた核酸医薬品の創製に関する共同研究、選択権およびライセンス契約を締結。また、武田薬品工業 <4502> との遺伝子治療に関する共同研究開発を終了。

タカトリ <6338>
パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の受注を獲得。受注金額は約15.7億円。売上計上は24年9月期および25年9月期を予定。業績予想には織り込み済み。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(12月19日更新)

ジャパニアス <9558>
23年11月期の経常利益(非連結)を従来予想の8億円→8.7億円に9.1%上方修正。増益率が30.1%増→42.0%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。企業および官公庁によるITインフラ整備やDXへの積極的な投資が継続する中、第4四半期も先端エンジニアリング事業でオンサイト型開発支援業務、受託開発業務が好調に推移したことが要因。

サンテック <1960>
発行済み株式数(自社株を除く)の4.96%にあたる80万株(金額で6億3600万円)を上限に、12月19日朝の東証の自己株式立会外買付取引「ToSTNeT-3」で自社株買いを実施する。

デコルテ・ホールディングス <7372>
株主優待制度を導入。毎年3月末と9月末時点で100株以上を保有する株主を対象に、自社サービス利用券(フォトウエディングまたはアニバーサリーフォトの割引券)を保有株数に応じて1~3枚贈呈する。

 リニューアブル・ジャパン <9522>
23年12月期の連結経常損益を従来予想の12億円の黒字→19億円の黒字(前期は13.6億円の赤字)に58.3%上方修正し、5期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。

四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄

ネオジャパン <3921>
24年1月期の連結経常利益を従来予想の9.5億円→12億円に26.3%上方修正。減益率が28.8%減→10.0%減に縮小する見通しとなった。足もとでソフトウェア事業におけるプロダクト販売が堅調に推移したことに加え、システム開発サービス事業の回復傾向が継続したことを反映した。

 スキヤキ <3995>
24年1月期の連結経常利益を従来予想の2億8000万円→3億3500万円に19.6%上方修正。増益率が18.6%増→41.9%増に拡大し、従来の2期連続での過去最高益予想をさらに上乗せした。ファンクラブサービス、ECサービス、MD及びイベント制作などが好調に進捗していることが要因。物流コストや広告宣伝費、販売促進費、人件費が想定を下回ることも上振れに貢献する。

フォーバル・リアルストレート <9423>
株主優待制度に保有株数の区分を追加。5000株以上を保有する株主には、電子マネーギフト「EJOICA セレクトギフト」1万5000円相当(現行は2000円相当)を贈呈する。

インターネットインフィニティー <6545>
ヤマト運輸が提供する「クロネコ見守りサービス ハローライト訪問プラン」をケアマネジャー会員を通じて、見守りが必要な要介護高齢者世帯へ取次販売する新たなソリューションを開始。