四季報記者が選んだ2021年度大バケ期待の15銘柄(4月20日更新)

キーウェアソリューションズ <3799>
21年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→7.5億円(前の期は5.4億円)に50.0%上方修正し、一転して38.9%増益見通しとなった。会社側が発表した上方修正後の通期計画に基づいて、当社が試算した10-3月期(下期)の連結経常利益も従来予想の4.6億円→7.1億円(前年同期は5億円)に54.0%増額し、一転して42.0%増益計算になる。

前澤工業<6489>
同社は上水道及び下水道用機械の大手メーカーであり、官公庁向けで優位性を持つ。国土強靱化や防災・減災ニーズに対応し業績は好調を極めている。12日取引終了後、21年5月期第3四半期累計の業績を発表、営業利益は前年同期比3.6倍となる21億4300万円と急増した。通期計画の23億円に対する進捗率も93%に達しており、これがポジティブサプライズとなり投資資金の攻勢を誘った。

AGC<5201>
上半期営業利益は従来の450億円から850億円、前年同期比4.1倍に、通期では1000億円から1600億円、同2.1倍の水準に引き上げ。建築用ガラスの需要回復や塩ビ樹脂の価格上昇が上振れの背景に。年間配当計画も120円から140円に引き上げへ。上振れ期待は高まっていたが、修正幅は想定以上としてポジティブなインパクトが先行する形になっている。

キーウェア <3799>
21年3月期の連結経常利益を従来予想の5億円→7.5億円(前の期は5.4億円)に50.0%上方修正し、一転して38.9%増益見通しとなった。コロナ禍で一部顧客から受注の延期・規模縮小などが発生し売上高は計画未達だったものの、業務効率化やコスト削減の進展に加え、持ち分法投資利益が想定を上回ったことで利益は上振れ着地した。