四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(12月20日更新)

山パン <2212>
23年12月期の連結最終利益を従来予想の200億円→275億円に37.5%上方修正。増益率が61.7%増→2.2倍に拡大し、6期ぶりに過去最高益を更新する見通しとなった。菓子パン部門を中心に好調に推移していることに加え、YKベーキングカンパニーの買収効果などを織り込んだ。また、YKベーキングの連結子会社化に伴い、負ののれん発生益26.3億円を計上することも最終利益を押し上げる。

藤田観 <9722>
23年12月期の連結経常損益を従来予想の53億円の黒字→69億円の黒字(前期は44.6億円の赤字)に30.2%上方修正した。今期業績の上方修正は8月に続き、3回目。インバウンド需要の回復が継続する中、WHG、ラグジュアリー&バンケット、リゾートの各事業で宿泊部門の業績が想定以上に伸びることが上振れの要因。

JCRファーマ <4552>
アレクシオンと独自のJ-Brain Cargo技術を用いた核酸医薬品の創製に関する共同研究、選択権およびライセンス契約を締結。また、武田薬品工業 <4502> との遺伝子治療に関する共同研究開発を終了。

タカトリ <6338>
パワー半導体向けSiC材料切断加工装置の受注を獲得。受注金額は約15.7億円。売上計上は24年9月期および25年9月期を予定。業績予想には織り込み済み。