四季報記者が注目する2024年大化け期待の15銘柄(5月31日更新)

ノバック <5079>
24年4月期の経常利益(非連結)を従来予想の3.3億円→6.6億円に2.0倍上方修正。減益率が87.2%減→74.5%減に縮小する見通しとなった。翌期に見込んでいた案件の受注が早まったことに加え、出来高や追加工事が想定を上回る工事があったことが要因。

パイオラックス <5988>
同社は29日午後1時、配当政策の変更について発表した。これまで26年3月期まで連結配当性向100%を目標に配当を実施する方針を示していたが、期間を1年延長し27年3月期までとする。株主還元姿勢を好感した買いが入ったようだ。目標としていたROE(自己資本利益率)と現状のROEの水準にいまだ乖離があると判断した。

小林製薬 <4967>  
厚生労働省が28日、原因究明調査の途中経過を公表し、プベルル酸が動物実験で腎臓組織に毒性があることが確認されたほか、紅麹配合サプリメントからプベルル酸以外の2種の化合物が検出されたことを明らかにしたと伝わっている。同日に小林製薬は「のどぬ~るスプレー」やカイロ製品の値上げの実施を発表しているが、紅麹問題の動向を懸念した売りが優勢となったようだ。

SPK <7466>
27年3月期に売上高760億円(24年3月期633億200万円)、営業利益38億円(同31億4500万円)、29期連続増配と業績に応じた累進増配などを目指す中期経営計画を発表しており、好材料視された。